歴史I「東南アジア近現代史概論」

【第1部】19世紀半ばまでの東南アジア世界
220411 1.ガイダンス、人口、自然環境
220418 2.「風下の世界」:世界宗教の流入、移民
【第2部】各国のナショナリズム、それぞれの植民地主義の影響、
220425 3.東インド(インドネシア):地域的多様性、イスラームの受容と展開、近代的改革の諸相
220509 4.フィリピン:キリスト教とイスラーム、革命、アメリカ流の制度構築
220516 5.マラヤ:移民社会、分割統治、マレー文化ナショナリズム
220523 6.ビルマ(ミャンマー)とタイ:伝統王朝、開明君主、植民地化と独立維持
220606 7.ベトナム:儒教社会、東遊運動、共産主義
【第3部】日本占領の衝撃:継続論か断絶論か
(8回目冒頭で紹介)
【第4部】独立後:共産主義、開発主義、地域主義の模索
220613 8.インドネシアとフィリピン:共産主義勢力、開発主義という選択、大衆行動と民主化
220620 9.ベトナム、カンボジア、ビルマ(ミャンマー):共産主義体制、貧困の平等、国家による管理と国民の敵
220627 10.マレーシアとシンガポール:エスニシティの政治、中進国の罠と先進国の憂鬱、「アジア的民主主義」論
220704 11.タイ:民主―軍政―王の介入というサイクル、民主化と経済格差、「部分的自由」という民主主義?
220711 12.ブルネイ・ダルサラームと東ティモール:東南アジアにおける「小国」、利益の独占か最後の脱植民化か
220715(金)13.ASEAN:利害調整の枠組みか、共通の文化基盤か
=====

☆を特に推奨

220509 4.フィリピン:キリスト教とイスラーム、革命、アメリカ流の制度構築
【文献】
アンダーソン, ベネディクト『想像の共同体 : ナショナリズムの起源と流行』 白石さや,白石隆. 東京: NTT出版, 1997.
☆池端雪浦『フィリピン革命とカトリシズム』勁草書房, 1987.
イレート, レイナルド・C『キリスト受難詩と革命 1840~1910年のフィリピン民衆運動』清水展, 永野善子監修 法政大学出版局, 2005.
岡田泰平『恩恵の論理」と植民地 : アメリカ植民地期フィリピンの教育とその遺制』法政大学出版局, 2014.
☆岡田泰平「アメリカ植民地期―作られた「恩恵」の物語―」大野拓司、鈴木伸隆、日下渉編『フィリピンを知るための64章』、明石書店、2016年、113~117頁
☆鈴木静夫『物語フィリピンの歴史 : 「盗まれた楽園」と抵抗の500年』中央公論社, 1997.
リサール, ホセ『ノリ・メ・タンヘレ : わが祖国に捧げる』岩崎玄訳. 井村文化事業社
勁草書房, 1976.
Agoncillo, Teodoro A., and Milagros C. Guerrero. History of the Filipino People. 7th ed. Quezon City: R. P. Garcia Pub. Co., 1986.
Hau, Caroline S., and Takashi Shiraishi. “Daydreaming About Rizal and Tetcho: On Asianism as Network and Fantasy.” Philippine Studies 57 3 (2009): 329–88.

220425 3.東インド(インドネシア):地域的多様性、イスラームの受容と展開、近代的改革の諸相
【文献】
☆永積昭『インドネシア民族意識の形成』 東京大学出版会, 1980.
弘末雅士「インドネシアの「聖戦」」池端雪浦他編『岩波講座東南アジア史 第7巻』岩波書店, 2002.
山口元樹『インドネシアのイスラーム改革主義運動 : アラブ人コミュニティの教育活動と社会統合』慶應義塾大学出版会, 2018.
菅原由美『オランダ植民地体制下ジャワにおける宗教運動 : 写本に見る19世紀インドネシアのイスラーム潮流』大阪大学出版会, 2013.
☆池端雪浦『世界各国史 6 東南アジア史 島嶼部』山川出版社, 1999.
東長靖『イスラームのとらえ方』山川出版社, 1996.
飯塚正人「イスラームとは何か?――従うべき「知」<神の命令>を求めて」床呂郁哉, 西井凉子, 福島康博編『東南アジアのイスラーム』東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所, 2012.
富沢寿勇「『スヂャラ・ムラユ』の構造 : マライ王権神話研究試論」『民族學研究』46(1) (1981): 55-79.
野村亨訳『パサイ王国物語 : 最古のマレー歴史文学』平凡社, 2001.
Geertz, Clifford. The Religion of Java. Chicago ; London: University of Chicago Press, 1976.
Kartodirdjo, Sartono, and Institute of Southeast Asian Studies. Protest Movements in Rural Java; a Study of Agrarian Unrest in the Nineteenth and Early Twentieth Centuries. Singapore: Oxford University Press, 1973.

220418 2.「風下の世界」:世界宗教の流入、移民
【文献】
アンソニー・リード『世界史のなかの東南アジア : 歴史を変える交差路』名古屋大学出版会, 2021.
後藤恒, 島津法樹『アンコール・ワットへのみち : インドシナ半島1000年の彫像』講談社エディトリアル, 2015.
弘末雅士『東南アジアの港市世界 : 地域社会の形成と世界秩序』岩波書店, 2004.
☆弘末雅士『人喰いの社会史』山川出版社, 2014.
弘末雅士『東南アジアの建国神話』 山川出版社, 2003.
周達観, 和田久徳訳『真臘風土記 : アンコール期のカンボジア』平凡社, 1989.
松浦史明「仏教王ジャヤバルマン七世治下のアンコール朝」千葉敏之『1187年 : 巨大信仰圏の出現』山川出版社, 2019.
石澤良昭「アンコール=クメール時代」石澤良昭編『東南アジア古代国家の成立と展開』岩波書店, 2001.
☆白石隆『海の帝国 : アジアをどう考えるか』中央公論新社, 2000.

220411 1.ガイダンス、人口、自然環境
【文献】
クリフォード・ギアツ、小泉潤二訳『ヌガラ : 19世紀バリの劇場国家』みすず書房, 1990.
ウィリアム・スキナー、山本一訳『東南アジアの華僑社会 : タイにおける進出・適応の歴史』東洋書店, 1981.
信田敏宏他編『東南アジア文化事典』丸善出版, 2019.
石井知章『K・A・ウィットフォーゲルの東洋的社会論』社会評論社, 2008.
桃木至朗他『東南アジアを知る事典』平凡社, 2008.
柳澤雅之「東南アジア大陸部の生態史」井上真、山本信人編著『東南アジア地域研究入門1環境』慶應義塾大学出版会, 2017.
Jacoby, Erich H. Agrarian Unrest in Southeast Asia. Bombay: Asia Publishing House, 1961.