講義題目/Subtitle 卒業論文執筆に向けて
授業の目標、概要/Course Objectives/Overview この授業はアジア・日本研究コースの3年生を対象とし、卒業論文執筆に向けた準備を行なうことを目的としている。基本的な調査方法や論文の書き方について学ぶとともに、各自が卒論のテーマについて具体的に検討し、それに関する調査を行う。その成果を授業中に発表した上で、学期末に4000-8000字のレポートとしてまとめる。
授業のキーワード/Keywords
日本語用/Japanese 調査、論文、アカデミックスキル、資料分析
英語用/English Research methods, thesis writing, academic skills, documents analysis
授業計画/Schedule
・調査方法、論文の書き方についての説明
・資史料の読み方についての検討
・各自のテーマについての発表、討論
授業の方法/Teaching Methods 演習、ただし外部の人の経験談や講義も含める予定。
成績評価方法/Grade Evaluation 発表、討論への参加、学期末レポートによる。
教科書/Textbook なし。
参考書/Reference 授業内で紹介
履修上の注意/Notes on Taking the Course 基本的に3年生の履修を想定しているが、留学などで当該年次に履修できない学生は、内定生としての2年次Aセメスターに履修することが望ましい。
その他/Others 3年生が受講者の大多数であり、まだどのようなテーマで論文を書くかを決められていない場合が多い。この点から、論文の書き方の細かい指導も一応行うが、そういう指導が時期尚早の感じも強くあるので、今回の授業では以下の点を共に考えていきたい。
・現代社会における大学の役割
・その中での人文学・社会科学が持つ一般社会に対する意義
・人文学・社会科学の伝播と活用
そのためにも、選ぶのが難しいかもしれないが、多地域からの名論文というようなものを読んでみる。
授業使用言語/Language Used in Class 日本語
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毎週授業前の水曜日真夜中までに、コメントを所定のフォルダ(ITC-LMSに記載)にアップロードしてください。400字~1200字程度で良いです。ファイル名は授業日 姓 著者姓を半角でお願いします。例えば、10月17日に上原の論文についてコメントしたものをアップロードすると、「231019 岡田 上原」になります。ファイルの種類はワードかPDFでお願いします。
1. 10/5 (木) ガイダンス
2. 10/12 (木)
・ツリー、マップの作成
・朝河貫一 1873年 – 1948年 「前篇 日本に関する世情の変遷」「日本国民の愛国心」『日本の禍機』(1908), 11-60, 219-228.
3. 10/19 (木)
・ 研究ノート、データベースの作り方、メモの取り方
・上原専禄 1899年 – 1975年 「アジアは一つか?」(1955)『上原專祿著作集』13巻, 39-59; 「第二次世界大戦と人類共通の問題意識」『上原專祿著作集』10巻, 31-54.
4. 10/26 (木)
・文献探し方、文献リストの作成
・大塚久雄 1907年 – 1996年 「共同体解体の基礎的諸条件――その理論的考察」(1962)『大塚久雄著作集』7巻, 107-165;「現代とナショナリズムの両面性」(1964)『大塚久雄著作集』6巻, 306-316.
5. 11/2 (木)
・竹内好 1910年 – 1977年 「明治維新と中国革命」(1967)『竹内好全集』4巻, 344-357;「権力と芸術」(1958)『竹内好全集』7巻, 142-171.
・溝口雄三 1932年 – 2010年 「近代中国像の再検討」『方法としての中国』(1989), 35-87;「付 歴史叙述の意図と客観性」『中国の衝撃』(2004), 207-230.
6. 11/9 (木)
・文献リストの作成結果を発表
・安丸良夫 1934年 – 2016年 「戦後知の変貌」(2010)『安丸良夫集 戦後知と歴史学』, 2-36
7. 11/16 (木)
・文献リストの作成結果を発表、海外調査報告
・板垣雄三 1931年 - 「<地域を組み換えて生きる>」「民衆蜂起――エジプト・1919年」『歴史の現在と地域学』(1992), 3-31, 70-90
8. 11/30 (木)
・岡田英弘 1931年 – 2017年 「清朝史研究はなぜ重要か」『岡田英弘著作集 第6巻』, 49-89
・杉山正明 1952年 - 「ユーラシア史を捉えなおす」『逆説のユーラシア史 : モンゴルからのまなざし』, 27-129
9.12/7 (木)
・題目を考える、AIの使い方
・姜徳相 1932年 – 2021年 「研究者として歩みだす」『時務の研究者姜徳相』, 117-174
10. 12/14 (木)
・序論の第一段落を書いてみよう
・3冊を選ぶ
・川田順造 1934年 - 「名とうたのあいだ」「記号をこえて」『聲』159-169, 233-258;「肖像の固有名詞 歴史表象としての図像と言語における意味機能と指示機能」『文化を交叉させる 人類学者の眼』137-230
11. 12/21 (木)
・本について話す
・長崎暢子 1937年 - 「第4章 近代政治思想の形成と展開」『深化するデモクラシー』
12. 1/4 (木)
・卒論提出者の原稿検討
・土屋健二 1942年 – 1955年 「総説 東南アジアの思想、その展望」「知識人論」『講座東南アジア学6 東南アジアの思想』(1990), 1-14, 308-334
1/10(水)書評論文メモ〆切
13. 1/11 (木)
・ゲスト・スピーカー?
・学生による発表
1/26(木)23:59 期末課題〆切